改めてプロコンを振り返る
今までどうやってプロコンブログ書いてたっけって参考にしたくて自分の過去の記事を見返してたんだけど、
全体的に記事のテンション高めだし明るかったんだなあって思った。
昔はそこまでメンタルやられてなかったんだろうか。
さて、プロコン反省会もやったし、まとめていきます。
全体でやった反省会で出たチームとしてのポイントに、自分の見解を書いて、
それから自分の話をしたい。
ダメだったこと、問題点
- 「練習システム」として十分でなかったこと
初心者のための練習サポートとして不十分だった。
そこには開発の遅れが原因で一般テストまで行かず、フィードバックが不十分だったことが挙げられる。
もっと手元で試行錯誤して、完成度を高めなければいけなかった。
- ハード面の見積もりの甘さ
ハードをメンバーにおまかせしていたこともあるが、とにかくここがまずかった。
ハードの仕様決定、必要なものの発注、そして失敗やトラブルに対するリカバリの決定が遅く、これによって開発に大幅な遅れが生じた。
私が気づけなかったのでこれも自分のミス。
- 失敗を前提にした考えができなかった
上の話に通じるのだが、とにかくこれだと思う。
進捗の遅さが直接的に悪いのではなく(むしろ思い通りに進むわけがない)、そこに対する具体策を出さずにそのまま進めないことや、「まあなんとかなるだろう」という楽観的な考えによって、遅れを取り戻すことができなかった。だから悪い。
あとお金で解決できることは解決する。時間だけはどうにもならない。
タイムイズマネー。
- メンバーの体調管理
メンバーの大半が体調を崩しまくってたので、健康管理はやっぱり必要だなと。
生活面だけじゃなくて、精神面をプラスして管理しないとまずい。
良かったこと、続けたいこと
- アイデアそのものは良かった
これは素直にgood.
個人的には、介入なく自分たちの力で出せたことが一番良かったかなーと思ってる。
- マテ茶が地道に技術課題を解決した
今回の作品の技術レベルとその実現度は高かった。それも全てマテ茶のお陰である。
とは言え、その技術部分を全てマテ茶に任せてしまったこの点に関しては、マジで申し訳ない。
- ポスター・パンフの完成が早かった
これ、ポスターパンフ作ったのは自分なんだけど逆に言えば「ポスターパンフ作る時期までクソみたいな仕事しかしてなくて本当に作業が遅かった」ってことなんですよ。
反省会で出た声だったけど個人的には良かったと思えなくて……。
次にやること
- 仕様を全員が完全に把握していない→仕様書を作る
自分たちの作っているものが何か、それが末端まで伝わっていなかった。
だからチーム内で使用する仕様書(ギャグじゃないよ)を作り、情報共有する。
そしたらもっと開発中に疑問に思ったことは口に出して皆で検討もできるはず。
疑問を持たずに言われたものを作るだけじゃダメ。
- タスクの極振りをしない
前項で記述したとおり、マテ茶への負担が今回は大きかった。
だからコードはみんなも書こう。「専門外だから~」で逃げないように。
そして仕事を早めてもっと早い時期に統合しよう。
- アイデア出しを12月ぐらいからする
これは次にプロコンに挑戦する後輩たちへの引き継ぎかな。この時期って気が緩みまくるんだけど、春休みじゃ間に合わないから。
さて、全体を踏まえての話はこのくらいでいいかな。
自分の話
今年の自分はプロコン最中、かなりの確率で不機嫌で、それによって気力をどんどん削がれていったのがわかる。
今までこんなことなかったのに。
私からすると「初めてやるからやり方も知らないし失敗も仕方ないことで、もう少し優しく補助してあげても良いのでは?」などと思った場面も幾つかありました。
うんうん、とりあえずマテ茶のブログを引用してみたけど、マジでこう思われるくらいにはイライラしてたわけだ。
自分の中から、「今年はダメだからお前もやめちまえ」みたいな声が本当に聞こえてきて、必死で否定していた。
今思えば、そうした方が周りにも怒らなくてよかったかもしれないなと自嘲気味に思う。
ていうか一番の問題は、イライラして自分の頭の中がそれだけ占められた状態ができて、作業が進まなくなったことなんだけどね。
以前、私は何になれば正解なのかと疑問をブログに書いた。
反省会とかチームメンバーのブログとか見て辿り着いた解は、せんせい。
「いつでも正しく答えを教え、導いてくれる完璧な教師」になっていればみんな満足してくれたのだろうか。
気づけずに申し訳ない。これは私の未熟さ故である。
しかし、気づけていたとしても果たしてそうなれなかった可能性が高いのは一目瞭然。
僕も人間だし精神的には誰よりも不安定で未熟だ。正直何らかの精神疾患持ってそうだなぁと薄々思ってる。
ただ、今後こうした立場になった時のために心に刻んでおこう。近づけるように頑張ろう。
あと、自分の作業が例年以上に遅かった。
具体例として、出来たものを人に見せなかった。
人に見せるのが怖かった。
自分の中で、
怒られる == 愛想を尽かされる・嫌われる・見棄てられる
という図式ができてしまっていて、
この考え方はプロコンが終わるまで変わらなかった。
インターンとかもあったけど、やっぱり自分の心構えがあやふやになっちゃってダメだったんだと思う。
おわりに
どうしよう、プロコン終わって何も創作意欲が湧かない。
決してプロコンが嫌いになったわけじゃないけど開発中のこと思い出すと吐きそうになる。
そんな記憶になっているのが何よりも哀しい。
だから正直来年参加するかどうかまだ決め兼ねていて、大体ここまで役に立てない人間が無理やりチームにいれてもらっても
また己の無力さに打ちひしがれて嫌になって腐るんじゃないかって思ってる。ていうか足手まといだから皆の迷惑間違い無しだし。
何も考えられなくてもう少し時間が欲しいけど、その間にもう皆は動き始めてるんだよなあと思い出すとやはり自分の屑っぷりに呆れる。
何でプロコンやってたんだろう。
純粋に、プロコンに連れて行ってもらったのが楽しかったから、やりたいと思っていたはずなのに。
いつの間にか、「人に褒められたかったから」
いや、「人に褒められて必要とされて自分がこの場所に存在することを許されたい」がためにやってたんだ。
少なくとも今年は、多分そうだった。
プロコン会場では、今までで一番、沢山の人に褒められた気がする。
だけどそれは、自分が褒められたわけじゃない。
私は、人様の能力の上に胡座をかいて「そうです私頑張ったんです偉いでしょう凄いでしょうキラキラキラ~」なんて真似はとても出来ない。
自分のためだったはずなのに。なんで。
今度はもっと頑張らなきゃいけないなあ。